【オウムを支援?】山口敏夫元労相が東京都知事選出馬!収監された過去!※写真あり

こんにちは。NALです！

今回は山口敏夫氏を取り上げます。

山口敏夫氏といえば、かつて労働大臣を務めていたことで広くその名が知られています。

元労相として名を馳せた山口氏ですが、ここにきて東京都知事選への出馬が報じられました。

このことについて2016年7月5日に配信された「産経新聞」は次のように報じています。

山口敏夫元労相（７５）が５日午後５時から、
東京都庁で記者会見することが分かった。

都知事選への出馬を表明するとみられる。

山口氏は、
東京協和、
安全の旧２信用組合（ともに解散）の乱脈融資事件で背任、
詐欺など４つの罪に問われ、
懲役３年６月の実刑が確定した。

一貫して無罪を主張したが、
約４億円相当の業務上横領、
約１億６千万円の詐欺、
衆院予算委員会で偽証した議院証言法違反も含めた罪で１、２審とも有罪となり、
最高裁が平成１８年１２月に上告を棄却していた

同紙が報じている通り、山口元労相は同日午後5時っから記者会見を開く予定。

会見の内容は明らかにしていましせんが、どうやら東京都知事選への出馬を表明するとようです。

山口元労相の東京都知事選出馬を巡り、ネット上では以下のことが話題となっています。

（１）山口敏夫元労相はオウムを支援していた？

（２）過去には収監されていたことも発覚！

果たしてこれらの話題は真実なのでしょうか？

今回は東京都知事選への出馬が報じられた山口敏夫元労相について調べてみました！

山口敏夫元労相はオウムを支援していた？

1990年代の日本を震撼させたオウム真理教事件は現在でも決して風化させることのない歴史的大事件です。

麻原彰晃こと松本智津夫を開祖とするオウム真理教は宗教団体という体裁を取りながら、数々の反社会的活動に従事していました。

しかし、松本智津夫の逮捕によって組織は解散。

2016年現在では既に存在しない宗教団体となっています。

日本だけでなく世界の脅威となったオウム真理教ですが、かねてよりある疑惑が指摘されていました。

それが有力者からの支援です。

数々の反社会的活動に従事してきたオウム真理教を陰から支える有力者とは一体誰なのでしょうか？

何を隠そう、そのうちのひとりが山口敏夫元労相その人だったのです。

この疑惑を後押しするかのようにYahoo!知恵袋には次のような質問が投稿されています。

山口敏夫や石原慎太郎は、
オウム真理教と深い関係があったのに、
なぜ無罪放免なのですか？

この質問は2015年11月17日に投稿されたものです。

つまり、現在に至るまで山口元労相のオウム支援疑惑が囁かれているということになります。

しかし、本当に山口元労相はオウムに関与していたのでしょうか？

山口元労相とオウムの関係についてリチャード・コシミズ氏は自身のWebサイトでジャック・アマノ氏の記事を引用して説明しています。

ジャック・アマノ氏の記事がこちらです。
（※一部抜粋）

政治的な後援者：
明らかに、
ロシアでのオウムの活動は、
熱狂的教団の単純な活動ではなく、
ロシアと日本の諜報機関と高位高官によって組織された隠された作戦の一部である。

誰が日本でのオウムの後援者なのか？

元自民党内閣の大臣浜田幸一は、
二 の政治家を名指しし、
不明の一人について言及した。

（中略）

名指しされたもう一人の政治家は、
山口敏夫である。

オウム事件の背後での立案者であり、
石原よりも大きな役目を果たしたようにみえる。

（中略）

元首相中曽根康弘の親友にして子分である山口は、
自民党外事委員会の指導的人物であった。

その権限で彼は露日大学を設立し、
これが自民党とオウム真理教をまぎれもなく結びつける機関となった。

フォーカス誌によると、
オウムの諜報省長官井上嘉浩が山口を尊敬していたという。

井上は、
山口を軍事クーデター後の滅亡の日の政府の首相に据えようと計画していたという。

これほどその関係は密接であった。

アマノ氏の記事にある通り、山口氏はロシアに「露日大学」を設立しています。

この露日大学は、後にオウム真理教のモスクワ支部の拠点となっています。

この事実が山口元労相とオウムの関係を証明しているというわけです。

また、一部では山口元労相がオウムに資金援助していたとする説もあります。

というのも、当時、彼が管理していた資金が使途不明金として問題視されていたのです。

一部ではこの時の使途不明金がオウムの活動資金に転用されたのではないかとする声も上がっています。

しかし、当時の主要メディアはこの使途不明金問題を追求することはなく、真相は今も不明です。

過去には収監されていたことも発覚！

冒頭で引用した産経新聞が報じている通り、山口元労相は過去に懲役3年6ヶ月の実刑判決を言い渡されています。

背任や詐欺を含む計4つの罪に問われた山口元労相は2000年の東京地裁で懲役4年の実刑判決を言い渡されています。

その後、2003年に開かれた東京高等裁判所では懲役3年6ヶ月の実刑判決を受けました。

しかし、彼はその判決を不服とし、最高裁判所に上告。

ところが、最高裁がこの上告を棄却したため、彼の3年6ヶ月の実刑が確定することになったというわです。

そして、2007年3月22日に山口元労相は東京地裁に出頭。

彼は収監されたのはまさにこの時だったのです。

こうして東京地裁に収監された山口氏ですが、2009年10月には刑期途中で仮釈放となっています。