【意外な過去】湊かなえがトンガで青年海外協力隊として活動していた理由とは?トンガってどんな国?

こんにちは。NALです！

今回は作家の湊かなえさんを取り上げます。

最近では又吉直樹さんや西加奈子さんも文学ブームの火付け役として有名ですね！

又吉直樹さんについてはこちらを。
⇒ミリオン突破の又吉直樹の印税を計算すると・・・
西加奈子さんについてはこちらをご覧下さい。
⇒ただの友達じゃなかった！西加奈子と又吉直樹の意外な接点とは？

湊かなえさんといえば、2010年に松たか子さん主演で映画化された『告白』の作者として有名ですね！

『告白』は湊さんの代表作にして300万部を売り上げた空前の大ベストセラーであり、彼女を名を世界に轟かせた作品でもあります。

この他にも『高校入試』や『Nのために』、『白ゆき姫○人事件』などは次々に映像化されており、今や日本を代表する推理小説家と言えるでしょう。

当サイトでも取り上げた又吉直樹さんや西加奈子さんなどを初めとして世間には文学ブームが巻き起こっています！

2007年に『聖職者』でデビュー以降、瞬く間にトップの座に躍り出た湊さんですが、これまでの経歴についてはあまり触れられていません。
それは元々彼女が作家としてではなく当初は一介の主婦に過ぎなかったことが原因でしょう。

彼女は昼間は主婦業をこなしながら、朝晩の時間で執筆活動をしていました。

つまり、湊さんは元々一般人だったということです。

そのため彼女の経歴については多くが謎に包まれていました。

しかし、彼女について調べを進めていくとある意外な過去に突き当たります。

果たして彼女の意外な過去とは一体・・・

今回は大ベストセラー作家・湊かなえさんの過去に迫ります！

湊かなえとトンガの出会い。青年海外協力隊に応募した理由とは

湊さんは武庫川女子大学（家政学部）を卒業後、京都にあるデパートに就職します。

仕事は順調でしたが、約1年で退職。

その理由は青年海外協力隊のポスターを見たことがきっかけでした。

彼女はかねてより、ある国への憧れを抱いていて青年海外協力隊の赴任地としてその国の名前が挙がっていたというのです。

その国というのが『トンガ』。

彼女とトンガの出会いは中学時代にまで遡ります。

子供の頃から読書が好きだった彼女は森村桂さんが書いた『天国にいちばん近い島』という本と出会います。

その本がきっかけとなっていつしか南の国へ憧れを持つようになった彼女はすぐさま地図帳でその位置を確かめたといいます。

その時に出会ったのがトンガでした。

トンガは別名『フレンドリー・アイランド』とも呼ばれ、その素敵な名前に惹かれたらしいです。

そんな運命的な出会いを経て1996年に青年海外協力隊として2年間トンガへ赴くことになります。

ちなみに協力隊に採用されるには筆記試験と面接に合格しなければなりません。

彼女は面接で希望の赴任地を聞かれた際に『トンガ以外なら行きません！』と答えたらしいですw

彼女が念願のトンガ行きの切符を手にした裏にはこのような背景があったんですね！

物心つく前から本が好きだった彼女にとって『天国にいちばん近い島』と言われるトンガとの出会いはそれほど思い入れのある出来事だったということでしょうね。

天国にいちばん近い島！だけど肥満が蔓延！？トンガってどんな国？

こうして子供の頃からの夢であったトンガへと赴いた湊さんですが、その夢も見事に打ち砕かれることになりました。

それはトンガの抱えるある問題に直面したからです。

その問題というのが『肥満』でした。

『天国にいちばん近い島』と称えられるだけあって、美しい珊瑚礁とコバルトブルーの海が一面に広がるトンガはまさに地上の楽園。

しかし、それはあくまで見かけだけ。

肥満はトンガの国民病とまで言われ、島の成人住民11万4千人のうち実に10万人が肥満と診断されています。

彼女がトンガを訪れた時は4人に1人が成人病と言われ、当時の平均寿命はなんと46歳だったといいます。

これはトンガの食生活が大きな原因です。

もともとトンガの食生活はタロイモや魚が中心でしたが、西洋の食生活が入ってきたため、これまでの主食が魚から肉へと一変。

その結果、現在に見られるような肥満の蔓延する社会になってしまったのです。

湊さんは大学で学んだ知識を活かして現地の住民に栄養指導する目的でトンガに派遣されました。

そのため、事前にトンガの問題について学んでいた彼女ですが、実際に悲惨な現状を直視して絶望したといいます。

中でも彼女が驚いたのはトンガでは1日3食という考え方がないことでした。

彼女が現地の人間に『お昼ごはんはいつ食べるの？』と質問したところ、次のような答えが返って来ました。

『それは朝から数えて何回目の食事のこと？』

もはや我々の常識は一切通用しない世界のようですね 苦笑

しかし、その悲惨な事実から目を背けることなく彼女は帰国するまでの2年間、現地住民のケアに尽力しました。

まとめ

今回は作家の湊かなえさんの過去について調べてみました。

今でこそ作家として有名な湊さんですが、もともとは一般人だったため、その経歴が語られることは多くありません。

しかし、調べを進めた中で青年海外協力隊としてトンガへ赴任していた事実には驚きました。

現在もトンガへの憧れを持ち続ける湊さんですが、それは彼女が本を好きだったからこそ巡り会えたことは間違いありません。

トンガは湊さんの全てのルーツと言えるでしょう！

今後も世間の目を引く素晴らしい作品に期待しています！