【画像あり】晩年の大原麗子は長電話で見捨てられた!死因は病気?孤独死の状況とは

こんにちは。NALです！

今回は女優の大原麗子さんを取り上げます。

大原麗子さんといえば、麗しの美貌とその他の追随を許さない卓越した演技力で国民を魅了した日本の俳優史に残る名女優として有名ですね！

数々のヒット作を世に放った彼女ですが、とりわけ世間の人気が高いのは1989年に放送されたNHK大河ドラマ『春日局』ではないでしょうか？

同ドラマは大河ドラマとしては歴代3位となる平均視聴率32.4%という驚異的な数字を叩き出しています。

彼女はまさに名実ともに国民的大女優と言えるでしょう。

しかし、女優として栄華を極めた彼女は晩年になると表舞台から忽然と姿を消してしまいます。

それからほどなくして最大の悲しみが日本を襲うことになるのです。

それは2009年8月6日のこと。

連絡が取れないことを不審に思った実の弟、飯塚政光さんの通報を受けた警察が自宅を訪れたところ、自宅の寝室で亡くなっている彼女を発見しました。

後日行われた行政解剖の結果、死去された推定時刻は2009年8月3日と発表されました。

名女優として常にスポットライトを浴びていた時代とはまさに対照的な孤独な最期でした。

彼女と親交があった友人曰く、晩年の彼女は目も当てられないほどだったと明かしています。

果たして当時の彼女の身に何が起きていたのでしょうか・・・

今回は孤独死を遂げた悲劇の女優、大原麗子さんについて調べてみました！

大原麗子の”間接的”な死因を探る！孤独死の状況とは

彼女が亡くなったのは2009年8月3日のこと。

しかし、実際に彼女の亡骸が発見されたのは死後3日も経過した8月6日でした。

つまり、彼女は最期の瞬間を誰にも看取られなかったばかりか、3日もの間、”放置”されていたことになります。

寝室に踏み込んだ関係者曰く、彼女は携帯電話まであと3mほど手前で息絶えていたと語っています。

それは必至で誰かとの”つながり”を求めた彼女の気持ちの表れに思えてなりません。

突然の訃報に世間に衝撃が走ったことは想像に難くありませんが、果たして彼女の死因は何だったのでしょうか？

行政解剖後の発表によれば、死因は不整脈による脳内出血と診断されています。

不整脈とは文字通り、脈拍が乱れ、規則的でなくなる状態を指します。

一般的に心臓は1分間でおよそ60回〜70回ほど規則的に脈を刻んでいます。

つまり、この基準値を過度に上回ったり、下回る場合を不整脈と呼びます。

公表された死因については不整脈による脳内出血と明らかになっていますが、問題は何が原因で不整脈が起きたのかということです。

不整脈に至る主な原因として多いのが日常生活のストレスです。

仕事のプレッシャーや将来の不安などによる身体的および精神的ストレスが不整脈を引き起こす原因とされています。

確かに晩年の彼女のエピソードを紐解くとある問題から心身共に病んでいたことが明らかになっています。

晩年のエピソードについては後ほどご説明いたしますが、まずは彼女を死に追いやった”間接的”な原因の可能性を探ります。

大原麗子の死因は『ギラン・バレー症候群』という病気だったのか

“直接的”な死因は不整脈であることが判明していますが、問題は彼女を不整脈に追いやった”間接的”な原因です。

先ほども述べた通り、不整脈は過度のストレスが原因となって引き起こされます。

しかし、彼女の場合、それ以外にも不整脈を引き起こす原因が指摘されているのです。

それが彼女が抱えていた『ギラン・バレー症候群』という病気です。

ギラン・バレー症候群とは、急性の神経疾患で主に筋肉を動かす神経が侵害されたことで手足に力が入らなくなる病気です。

原因については諸説ありますが、有力視されているのは『カンピロバクター菌』による感染です。

カンピロバクター菌は主に食中毒を引き起こす菌として知られ、日本国内では最も発症件数が多いという報告が上がっています。

そして、この菌を最も多く保有しているのは鶏です。

つまり、生の鶏肉を食べたり、素手で触れたりすることでカンピロバクター菌に感染する恐れがあるのです。

日本では特定疾患に指定された難病であり、その発症確率は10万人に1人とされています。

そのため、症例が極端に少なく、未だに病気の全容は解明されていません。

彼女がこの病気を発症したのが1975年のこと。

その後、軽快に向かうものの1999年11月から翌年にかけて再びギラン・バレー症候群が再発したことで芸能活動の休止を余儀なくされます。

それ以降、最期を迎える2009年までの約10年間はほとんど表舞台に姿を見せることはありませんでした。

そんな彼女が再び注目を集めたのが2008年11月に起きたある事故でした。

この時、彼女は自宅で転倒した際に右手首の骨○と膝の打撲という重症を負ったのです。

転倒した原因についは足元がふらついたためだとしていますが、これはギラン・バレー症候群が再発したものだと考えられています。

これまでご説明した通り、彼女の人生には終始、ギラン・バレー症候群という難病が付きまとっていたのです。

この病気の特徴は筋肉を司る神経が侵されることで主に手足の自由が効かなくなることです。

しかし、自由が効かなくなるのは何も手足だけではありません。

それは心臓にも同じことが言えます。

心臓には”心筋”と呼ばれる心臓壁を構成している筋肉が存在します。

時としてギラン・バレー症候群は心筋にまで影響が及ぶことがあるのです。

つまり、彼女を死に追いやった”直接的”な死因となった不整脈ですが、その”間接的”な原因を作ったのがギラン・バレー症候群だったのではないかと考えられるのです。

しかし、一説ではギラン・バレー症候群はほとんど再発しないとされています。

そのため、彼女が主張する病気の再発は考えづらいとの声も上がっています。

特に2008年の事故については実弟の政光さんも「姉の勘違いだったのでは？」と語るなど病気の再発については否定的に見ているようです。

晩年の大原麗子は長電話が原因で見捨てられた?※当時の画像あり

全盛期は名女優として数々のヒット作を世に送り出した彼女ですが、晩年は自身の病気を理由に芸能活動をセーブしていました。

歳を重ねるごとに仕事のオファーは減り続け、ようやくオファーが来たとしてもその内容はドラマの脇役程度だったと言います。

彼女は人一倍努力家であり、人一倍女優へのプライドが高いことで知られていました。

そのため、彼女は自分にふさわしくないオファーは断り続けたと言います。

ただでさえ病気が原因で手足の自由が効かない身でありながら、仕事を断り続けた女優としてのプライドの高さが彼女を惨めな晩年へと向かわせたのです。

当時、彼女は3億円とも言われる豪邸に暮らしていました。

これは当時の芸能史上最高額と言われており、彼女の全盛期がいかに並外れていたものなのかが分かります。

一時代を築いたと言っても差し支えないほどの人気を博した彼女ですが、晩年は生活苦に困っていたそうです。

女性セブン（2015年9月17日号）が報じたところによれば、彼女は生活苦のため、所蔵する高価な骨董品や絵画を全て売り払ったと言います。

それでも事態は困窮しており、最終的には年金の受給開始前に一部を受け取れる”繰り上げ受給”を申請するほどだったとのこと。

こうして身体的、精神的だけでなく経済的にも追い詰められた彼女はそのストレスを近しい友人との長電話で解消していたのです。

彼女が頻繁に電話をかけた相手は鹿沼絵里さん、浅丘ルリ子さん、森光子さんでした。

鹿沼さんは元夫である故・古尾谷雅人さんとの結婚を機に彼女と親しくなりました。

それ以降、家族ぐるみの付き合いに発展した2人ですが、大原さんが病気のために芸能活動を控えるようになった時期から関係が急速に悪化したそうです。

大原さんがストレスと寂しさを紛らわせるため、真夜中だろうと構わずに電話をかけてきては一方的に愚痴をこぼしたと言います。

そのことについては鹿沼さんは次のように語っています。

これと同様に浅岡さんも彼女からの一方的な長電話に苦しんでいたことを明かしています。

これは彼女の死後、葬儀の場で読まれた弔辞の一節です。

また、森光子さんも2人と同様に彼女からの長電話に苦しんでおり、後に「電話をどうやって切ったらいいか困った」と明かしています。

彼女の長電話の内容は決まって他人や自分自身への不平不満だったと言います。

あれほど国民に愛された彼女がそれほどまで変わってしまったのは全ては女優としてのプライドの高さと病気が原因だったのかもしれません。

葬儀の場で長電話に苦しめらたことを打ち明けた浅岡さんですが、弔辞の中では次のようにも語っています。

この言葉から後悔の念が感じられますね。