【元NHKアナウンサーの現在】のど自慢で有名な吉川精一、美声と高音を活かして講演会講師や歌手に!追悼式の進行役も

こんにちは。NALです！

今回は元NHKアナウンサーの吉川精一さんを取り上げます。

吉川精一さんとえいば、NHKの看板番組『のど自慢』の司会を務めていたことで有名ですよね。
その美声を活かし数々の人気番組を担当し、いっときはNHKを代表するアナウンサーにまで上り詰めた吉川さんですが、その人気ぶりに陰りが見え始める前にNKHを退社することになります。

かつては数々の人気番組を担当し、NHKにその人有りと謳われるまでになった吉川さんを現在どんな活動をされているのでしょうか？

今回はその美声で数々の情報を提供し続けた元NHKアナウンサー・吉川精一さんの現在に迫ります！

吉川精一は美声！だけど高音すぎ？知られざるアナウンサー時代の悩みとは

吉川さんは早稲田大学文学部を卒業後、1963年にNHKに入社します。
今でこそNHKを代表する名アナウンサーとして認知されていますが、実は吉川さんの当初の配属希望先は演出部でした。
驚くべきことに吉川さんが目指していたのはアナウンサーではなく、ディレクターだったのです。

それにはある理由がありました。
それが『声』です。

実は吉川さんの地声は男性にとってはかなり高音でした。
アナウンサーといえば、緊迫した場面に遭遇することも少なくありません。
そのため、アナウンサーに求められるのは声の安定感、信頼感なのです。

配属された当初はその高音が仇となり、ニュースの内容とそぐわない印象を持たれることもあったそうです。
そんな状況を打破すべく、吉川さんは毎日発声練習を重ねて声の改善に尽力したといいます。

努力の甲斐あって地声の高音もある程度抑えられ、声の安定感や信頼感を取り戻すことに成功。
アナウンサーとしてますます活躍が期待される時期に突如としてNHKを退職します。
1998年の出来事でした。

今日では美声と評される吉川さんの声ですが、その裏では人知れぬ悩みと努力があったのですね。

吉川精一、まさかの歌手に？現在は講演会や追悼式の進行役を務めるほどに

1998年、NHKを退職した吉川さんですがその後はどんな活動をされているのでしょうか。

実は吉川さんはNHKを退職した年に歌手デビューを果たしているのです！
世間からしてみれば突然の歌手デビューかもしれませんが、吉川さんの夢は歌手になることでした。

しかし、吉川さんが夢を追いかけていた頃の音楽界のブームはフランク永井や三波春夫といった低音を主体とするムード歌謡だったのです。
皮肉にも高音の持ち主の吉川さんは当時の音楽事情に絶望し、歌手としての道を夢半ばで諦めることになります。

その後、NHKのアナウンサーとして抜擢され、数々の人気番組で活躍することになるのは世間の多くが知るところです。
けれど、アナウンサーの職を全うしながらも歌手への夢は捨てきれず、NHK退職後に意を決して歌手の道を歩むことに。

歌手デビューは吉川さんの長年の夢だったわけですね！
吉川さんはシングル『淑子は何処に』『夫婦さかずき』で記念すべき歌手デビューを飾ります。
その後、現在に至るまで5枚のシングルを出されています。

吉川さんの魅力である美声を活かした活動は歌手だけではありません。

吉川さんは講演会の講師としても活躍されています。
講演会では自身のこれまでの経験から得たことをテーマにした人生論を展開し、多くのファンを生んでいます。
その評判たるや講師派遣サイトでは常に”おすすめの講師“として紹介を受けるほど。

自身の美声と経験を同時に活かせる講師の仕事は吉川さんにとってまさに天職と言えるでしょうね！
その活動が実を結び、2012年3月11日に行われた東日本大震災一周年の政府主催追悼式では進行役に抜擢されています。

まとめ

今回は美声の持ち主・吉川精一さんの現在について調べてみました。

美声アナウンサーと呼ばれていた当時、吉川さんはきらびやかな人生を歩んでいると思いきや実は苦難の絶えない日々を送っていました。
しかし、それでも現状に負けることなく日々努力し続けた過去があるからこそ今の吉川さんがいるのでしょうね。

現在では講演会の講師として全国を駆け回る多忙な日々を送っている吉川さんですが、吉川さんの経験は聴く人に勇気を与えてくれるものです。
今後も美声を活かした講師として第一線で活躍し続けて欲しいと思います！