【江原啓之の嘘】地震は予言できてなぜ川島なお美の死は予言できない?

こんにちは。NALです！

今回はタレントの江原啓之さんを取り上げます。

江原啓之さんといえば、『オーラの泉』をきっかけに空前のスピリチュアルブームを巻き起こしたことで有名ですね！

同番組に出演した美輪明宏さんも「数少ない本物」と手放しの賛辞を贈るほど彼の霊能力に関しては一目置いています。

そのため、彼の発言力には多大な影響力があり、これまでに数々の予言や霊視を的中させてきたと話題になりました。

しかし、絶大な信頼を集める一方で彼の霊能力に懐疑的な人間がいることはも確かです。

現在でも彼の言動を巡って様々な議論が行われており、霊能力の真贋に至っては未だに決着を見ていません。

果たして彼の霊能力は本物なのでしょうか・・・

今回は日本に空前のスピリチュアルブームを巻き起こした江原啓之さんについて調べてみました！

江原啓之の予言が的中したと言われるエピソード

まず、彼が”的中”させたと言われる事例を取り上げます。

直近の事例でいえば、彼が的中させた予言、霊視には次のようなものがあります。

（１）2010年11月25日に発生した海老蔵暴○事件

（２）2011年3月11日に発生した東日本大震災

（１）の事件を的中させたと言われる根拠ですが、これは被害者の海老蔵さんがオーラの泉に出演した際、今回の事件への警告ともとれるメッセージを送られていたことが理由のようです。

番組の中で江原さんは次のように発言しています。

これに対し、海老蔵さんは「いや、かなり無謀ですよ。よく生きていたなってことが凄く多いです」と答えています。

江原さんを信奉する人間の間ではこの発言が後の暴○事件を予言していたと話題になったようです。

続いて（２）の理由ですが、彼は東日本大震災が起きる前年の2010年には既に講演会などで次のようなメッセージを語っていたと言います。

この発言を根拠にして彼が2011年の大地震を予言していたと信奉者は主張しています。

江原啓之が的中させたとする予言への反論

しかし、この主張に対し、懐疑派は真っ向から異を唱えたのです。

それは信奉者が主張する「予言が”的中”した」と語る理由があまりにもお粗末だったからです。

まず、（１）のケースですが、確かに江原さんの言動には暴○事件への警告とも取れる節があります。

しかし、彼がオーラの泉に出演していたのは2008年11月のことであり、暴○事件が発生した2010年11月までには2年間の開きがあります。

彼が事件の起きる時期について明言しなかったため、今回のケースは「事故や怪我に注意」という当たり障り無いのメッセージが都合よく解釈された可能性があると指摘されています。

また、（２）のケースでは東日本大震災を”予言”していたとされていますが、地震発生のメカニズムは”科学的”に解明されています。

つまり、地震の発生については”スピリチュアル”なるものに頼らなくとも”科学的”見地に立てば、ある程度”予測”することは可能だと言えます。

事実、村井俊治氏（東京大学名誉教授）や木村政昭氏（琉球大学名誉教授）は東日本大震災の発生を”科学的”に予見していました。

このことから江原さんが事件や地震を予言していたことにはならないと懐疑派は主張しています。

江原啓之の霊視、予言は嘘だった！

江原さんの霊能力に関する”真贋論争”は未だに決着を見ていませんが、今後も決着がつくことはないでしょう。

それは霊能力なるものが本人以外には自覚し得ない極めて主観的なものだからです。

ただ、ネットの意見を鑑みると彼の霊能力や予言は嘘だとする見方が強いようです。

これには次のエピソードが関係しています。

（１）2007年に放送された27時間テレビでのやらせ事件

（２）檀れいのデタラメ霊視

まず、（１）についてですが、これは当時の27時間テレビの企画『ハッピー筋斗雲』で起こりました。

この企画の中で彼は新潟に住む美容院経営の女性（当時50歳）を霊視しています。

女性は美容院を経営する傍ら、父の死後、りんご園を経営するようになりました。

彼女はボランティア活動の一環としてりんごを被災者やいじめに悩む子供たちに手紙と共に贈っていたのです。

そんな彼女に対し、彼は次のような霊視をしたのです。

彼の言い分としては、女性が美容院の経営を疎かにしてボランティア活動にうつつを抜かしているため、「”両方の車輪”がうまく回っていない」というもの。

しかし、彼女の美容院は経営難ではなかったのです。

これは番組を視た女性の友人たちが『週刊文春』の取材で暴露したものです。

こうして勝手な霊視をされた彼女ですが、さらに驚くべきことに彼女は霊視されることすら知らなかったのです。

つまり、今回の霊視は彼女自身が望んだものではなく、番組が女性を騙して霊視させたことになります。

後に彼は謝罪と弁明をしていますが、「経営難でないこと」「女性が霊視を望んでいないこと」を”霊視”により”予言”できなかったことは紛れもない事実です。

また、（２）の件ではオーラの泉に出演した檀れいさんの父親を霊視しています。

その時、彼は「お父さんは『宝塚音楽学校受験』を理解し、見守っていた」と語っています。

亡くなった父親からのメッセージを伝えた彼ですが、実は彼女の父親が存命中であったことが判明したのです。

ただ、より正確にいうならば、彼女の”実父”が存命中であることが分かったのです。

彼女には家庭の事情で”実父”と”義父”という2人の父親がいます。

実は彼女の母親は檀さんが宝塚デビューを果たした後に離婚し、その後再婚しています。

この時、再婚した男性が義理の父になるわけです。

しかし、その義父は交通○故で既に他界しています。

そうなれば、江原さんが霊視した父親は義父ということになります。

ところが、ここで彼の発言を思い返して頂きたい。

彼は「お父さんは『宝塚音楽学校受験』を理解し、見守っていた」と語っていますが、前述した通り、義父が彼女の母親と再婚したのは檀さんが宝塚デビューを果たした後です。

つまり、宝塚デビュー後に再婚した義父が檀さんの”宝塚音楽学校受験”のエピソードを知っているはずがないのです。

この指摘に対し、彼は次のように弁明しています。

随分都合のいい後付けの解釈に思えるのは私だけでしょうか？

川島なお美の病気や死は予言していたのか？

2015年9月24日に胆管癌のため亡くなられた川島なお美さんですが、彼女もかつて江原さんの霊視を受けたことがありました。

報道によれば、彼女に病巣が見つかったのは2013年の夏だったと言います。

彼の霊能力が本物だとするならば、これ以前に何かしらの助言を行っていたはずです。

しかし、現在までに彼が川島さんへ助言していたという話は確認されておらず、彼女の死も予見していたとする情報も確認されていません。

彼女が『愛のエプロン』（2008年1月2日放送）に出演した時に彼から霊視を受けていますが、その霊視とは次のようなものでした。

この5年後に致命的な病魔が発見されるにも関わらず、まるで平和ボケのような霊視をしています。

番組外で彼女を霊視した可能性も捨てきれませんが、もしそうだとすれば、事実を知る人間が公にしているはずです。

持ち前の霊能力を駆使して過去・現在・未来を全て見渡せるはずの彼ですが、彼女の病気や死は予言できなかったということでしょうか。