【癌化する?】嗣永桃子(ももち)の声帯ポリープは喉の違和感が初期症状!

こんにちは。NALです！

今回は声帯ポリープを取り上げます。

声帯ポリープといえば、アイドルグループ『カントリー・ガールズ』の”ももち”こと嗣永桃子さんが罹患したことで世間を騒がせていますね！

彼女は2015年10月10日付けのブログで声帯ポリープの治療に専念するため、一旦芸能活動を休止することをファンに報告しました。
かつて『Berryz工房』として日本武道館のステージに立った経験もある彼女はカントリー・ガールズの起爆剤として活躍が見込まれていました。

たとえ一時期だけとはいえ、彼女以外は新人で構成される同グループは存続の危機の可能性さえにじませています。
そうそうに復帰することが望まれる彼女ですが、今のところ復帰のめどはたっていません。

今回はカントリー・ガールズの起爆剤、”ももち”こと嗣永桃子さんを活動休止に追いやった声帯ポリープについて調べてみました！

声帯ポリープの初期症状は喉の違和感から

声帯ポリープは、急激に大声を出したり、カラオケで何時間も歌い続けるなどして声を酷使することで発生します。

そのため、声帯ポリープに罹る人間の多くは教師や歌手、ナレーターなど”声を使う職業”です。
一種の”職業病”とも言えるこの病気ですが、喫煙や飲酒によっても発症する可能性があるため、声を酷使しない方でも注意が必要です。

声帯ポリープを発症すると一般的な初期症状として喉に違和感が現れます。

主な違和感は次のとおりです。

・喉の奥に何かが詰まっているような不快感や圧迫感

・食べ物が嚥下しにくい

・声がかすれる

これらの自覚症状が表れた場合、声帯ポリープである可能性が高いと言えます。
声帯ポリープはその名の通り、声帯に炎症性の腫瘍が生じる病気ですが、この腫瘍が喉を圧迫するために違和感が生じているのです。

初期の声帯ポリープであれば、特に医師の治療を受けずとも自然に回復することが見込めます。
また、治療を受ける場合でも症状が軽度のものであれば、消炎薬の投与やステロイドホルモンを吸入することでポリープが消失することもあります。

しかし、症状が重篤化したケースや上記の治療でも快復しない場合は手術によってポリープを切除しなくてはなりません。

ただ、初期の声帯ポリープが自然に治癒するとしても素人診断は危険です。
万が一、上記の症状が現れた場合は専門医の診察を受けることを強くおすすめ致します。

後ほどご説明致しますが、これと非常によく似た症状が現れる病気に咽頭癌が存在します。
咽頭癌の場合は自然に治癒することはなく、最悪のケースでは死に至る病です。

咽頭癌で亡くなった方といえば、ミュージシャンの忌野清志郎さんが有名です。

嗣永さんの場合は咽頭癌ではなく声帯ポリープでしたが、芸能活動を休止される事態にまで発展していることから症状が重篤化してしまったものと見られます。

声帯ポリープは癌化するのか？

嗣永さんが罹患したことで世間を騒がせた声帯ポリープですが、最も気になるのは「癌化する可能性はあるのか？」ということではないでしょうか？

実は声帯ポリープは癌化しません。
同じポリープでも”胃ポリープ”や”大腸ポリープ”は癌化する可能性があるのに対し、なぜ声帯ポリープは癌化しないのでしょうか？

その理由は声帯ポリープの性質にありました。

声帯ポリープは声帯に炎症性の”腫瘍”ができる病気であることは先ほどお伝えしました。
便宜上、声帯ポリープを”腫瘍”と表現していますが、組織学的には腫瘍ではなく”炎症”に分類されます。

そのため、声帯ポリープ自体に”悪性”や”良性”の区別は存在しないのです。

こうした理由で声帯ポリープが癌化することはありません。
しかし、声帯ポリープ自体が癌化せずとも別の要因で癌を誘発することは十分に有り得ます。

例えば、日常的にタバコやアルコールを摂取する方は注意が必要です。

また、声帯ポリープだと”誤診”される場合もあります。
先ほどもご紹介した通り、咽頭癌と声帯ポリープの症状や見た目は非常によく似ています。

〈声帯ポリープ〉

〈咽頭癌〉

そのため、初期には声帯ポリープと診断されていても経過を観察すると咽頭癌だった事実が発覚することもあるのです。

一見、見極めが困難に思える両者ですが、咽頭癌には次のような特徴が現れます。

・時間とともに腫瘍が大きくなる

・血の混じった痰が出る

・声を出さない時でも喉に痛みがある

・声のかすれが長期間にわたって改善しない

このような症状が現れた場合は咽頭癌である可能性が疑われます。