【帰国処分】イスラム・エルシェハビ(柔道)が握手拒否!理由はエジプトとイスラエルの関係?※Wikiプロフィール/画像あり

こんにちは。NALです！

今回はイスラム・エルシェハビ選手を取り上げます。

2016年8月に開催されたリオ五輪にエジプト代表（柔道）として参加したエルシェハビ選手ですが、8月12日に行われた100kg超一回戦での試合内容が物議を醸すことになり、一躍有名となりました。

というのも、エルシェハビ選手は試合後に握手を求めてきたオル・サッソン選手を無視したのです。

エルシェハビ選手の対応は全世界に中継されており、これを見た視聴者から非難の声が殺到する事態となりました。

握手を拒否したエルシェハビ選手に対するTwitterユーザーの声がこちらです。

Twitterユーザーの反応を見れば分かる通り、握手を拒否したエルシェハビ選手の非礼を責める声が相次いでいます。

日本のみならず世界からの非難に晒されたエルシェハビ選手ですが、国際オリンピック委員会は彼を帰国処分にしたことが報じられました。

このことについて2016年8月16日に配信された「AFP＝時事」は次のように報じています。

同紙が報じている通り、帰国処分に科されたエルシェハビ選手ですが、一体彼が握手を拒否した理由は何だったのでしょうか？

今回の一報を受けてネット上では以下のことが話題となっているようです。

（１）イスラム・エルシェハビ（柔道）が握手拒否！理由はエジプトとイスラエルの関係？

（２）イスラム・エルシェハビのWikiプロフィール

果たしてこれらの話題は真実なのでしょうか？

今回は握手拒否が原因で帰国処分に科されたエジプト代表、イスラム・エルシェハビ選手について調べてみました！

イスラム・エルシェハビ（柔道）が握手拒否！理由はエジプトとイスラエルの関係？

2016年8月12日に行われた対オル・サッソン選手との試合後、握手を拒否したことで帰国処分となったイスラム・エルシェハビ選手ですが、一体何がそのような行為に向かわせたのでしょうか？

冒頭で引用したAFP＝時事では、エルシェハビ選手が握手を拒否した理由については言及されていませんでした。

そこで、他紙を調査したところ、その理由について言及しているメディアが確認されたのです。

そのメディアというのが「ロイター」でした。

このことについて2016年8月16日に配信された同紙は次のように報じています。

同紙が報じた内容によると、エルシェハビ選手は「イスラエルの選手」と握手することにためらいがあったようです。

つまり、彼が握手を拒否した理由は「オソン選手だったから」ではなく、「イスラエル人だったから」ということになります。

恐らく、彼が握手を拒んだ背景にはエジプトとイスラエルの政治的関係が大きく影響しているのでしょう。

その証拠に、彼は母国エジプトの過激派からオソン選手との試合を辞退するよう圧力がかけられていたというのです。

この問題について冒頭で引用したAFP＝時事は次のように報じています。

エジプトとイスラエルの関係は決して良好ではないという歴史的事実があります。

両国はこれまで4度に亘る戦争を繰り広げており、これら一連の戦争を歴史的には「中東戦争」と呼びます。

しかし、両国にとっていがみ合うことは決して自国の利益とはならなかったのです。

というのも、エジプト側はイスラエルとの戦争で領土を奪われており、その一方でイスラエル側も周囲をアラブ諸国に包囲される形で孤立していたからです。

こうして両国の利害が一致したことにより、1978年にエジプト-イスラエル間で和平が成立します。

ところが、こうした和平を望まない国粋主義者も少なからず存在していたのです。

先ほど、エルシェハビ選手がオソン選手との試合を放棄するよう圧力がかけられていたと述べました。

彼に圧力をかけていた団体こそ、イスラエルとの和平を快く思わない上記の人間たちだったのです。

ただ、エルシェハビ選手自身が「イスラエル選手とは握手したくない」と語っていることから、圧力に屈したわけではなく、彼自身の意思で握手を拒否したことが分かります。

つまり、エルシェハビ選手自身もイスラエルとの和平を快く思っていない節があったのでしょう。

イスラム・エルシェハビのWikiプロフィール

イスラム・エルシェハビ選手のプロフィールがこちらです。