【ハロウィンとは何か】Happy HalloweenやTrick or Treatの意味を知ろう!

こんにちは。NALです！

今回はハロウィンを取り上げます。

ハロウィンといえば、毎年10月31日に行われる国民的イベントですね！
本日がまさにその日であり、日付を跨いだ瞬間からネット上では｢Happy Halloween｣の言葉が相次いでおり、今日一日はハロウィン一色となることは間違いないでしょう。

今でこそ国民的イベントとみなされているハロウィンですが、日本で認知されるようになったのは1990年代後半だったとされています。
認知度が爆発的に広まったきっかけとされているのが、ディズニーランドのイベントでした。

その後、各お菓子メーカーがハロウィン商戦に参入したことも相まってハロウィンは欠かすことのできない一大イベントへと発展したというわけです。

ちなみに2014年度のハロウィンの経済効果は1100億円と言われています。
参考までに比較するとバレンタインデーは1080億円、ホワイトデーは730億円、クリスマスは6740億円。

さすがにクリスマスには及ばないとはいえ、今やハロウィンはクリスマスに次ぐビッグイベントとなっているのです。

現段階で早くも｢Happy Halloween｣｢Trick or Treat｣の書き込みが殺到する事態になっていますが、これらの意味をご存知でしょうか？
中には知らず知らずのうちに使っていたという場合もあるかもしれません。

今回は国民的イベント、ハロウィンについて調べてみました！

Happy Halloweenってどんな意味？

巷で飛び交う｢Happy Halloween｣という言葉ですが、”Happy”はどう訳せばいいのでしょうか？

一般的にHappyとは｢幸せな｣という意味を持つ形容詞です。
文字通り解釈すれば、｢幸せなハロウィン｣という意味になりますが、やや不自然ですね。

実はこの場合のHappyは紋切り型に訳す必要はありません。
今回の場合と似たフレーズに次のようなものがあります。

・Happy Birthday

・Happy New Year

・Merry（Happy） Christmas

これらの例文を順次訳すと次のようになります。

・お誕生日おめでとう

・新年あけましておめでとう

・メリークリスマス

これらの例を見て分かる通り、文中にある”Happy”は訳されていないことが分かります。
つまり、この場合のHappyは枕詞の意味合いが強いのです。

そのため、あえて訳す必要はなく”挨拶”程度のものということになります。

今回の｢Happy Halloween｣も｢幸せなハロウィン｣という形式ばった表現ではなく、｢素敵なハロウィンを｣といったニュアンスで使用すれば問題ないでしょう。

Happy Halloweenの起源

先ほどご説明したように｢Happy Halloween｣の意味はお分かり頂けたと思います。

しかし、そもそもなぜ”Happy”という言葉が付いているのでしょうか？

世間で使われている｢Happy Halloween｣という表現ですが、文章としてこれだけでは不完全な表現なのです。
正しく表現すると次のような文になります。

I wish you a happy halloween!

wishは｢～を願う｣という意味の動詞ですので直訳すれば、｢あなたが素敵なハロウィンを過ごすことを願う｣となります。
今でこそお祭りのように扱われるハロウィンですが、もともとは宗教の意味合いが強いイベントでした。

ハロウィンの起源については諸説ありますが、最も有力視されているのは古代ケルト人が発案したものとされています。

ケルト人にとって10月31日は1年の終わりを示す特別な日と考えられていました。
彼らにとってこの日は夏の終わりと冬の始まりを意味する日だったのです。

彼らはやがて来る冬に備えて秋の豊作と無病息災を願う意味を込めてハロウィンという祝祭を発案したのです。

また、この日は死者の霊が家族を訪ねて来る日でもあり、それと同時に悪意ある精霊や魔女が姿を現す日でもあったのです。
彼らは邪悪な存在から身を守るために仮面を被り、焚き火を焚きました。

現在、ハロウィンといえば魔女などを初めとする”仮装”がつきものですが、その起源はまさにここにあったのです。

つまり、ハロウィンにHappyという言葉が付いている理由は秋の豊作や無病息災を願う気持ちが込められていたというわけです。

Trick or Treatの意味や由来

日本では馴染みが薄い言葉に｢Trick or Treat｣という表現があります。

Trickは｢いたずらする｣という動詞でTreatは｢もてなす｣という意味です。
つまり、直訳すると｢いたずらがいい？それともごちそうしてくれる？｣といったニュアンスになります。

日本では意訳され、｢ごちそうしないといたずらするよ｣という意味で捉えられていますが、本質的には同じです。

英語圏に住む子供たちはこの言葉を唱えながら、近所の家々を周ってお菓子をもらうことが慣例となっています。
日本には定着していない風習ですが、本来のハロウィンでもこのような風習はありませんでした。

一説によるとこの風習が定着するようになったのはヨーロッパの慣習が影響しているとのこと。
なんでも”ソウリング”と呼ばれる慣習が原型のようでこれはクリスマスの時期に行われる酒宴の中の行事だったようです。

この習わしがヨーロッパから英語圏へと伝わったことで｢Trick or Treat｣が広く一般的に行われるようになったとされています。