【ウルグアイ大統領】バスケス大統領の経歴をWiki風に!がん・放射線医師と判明!

こんにちは。NALです！

今回はウルグアイ大統領のタバレ・バスケス氏を取り上げます。

バスケス大統領といえば、2015年10月26日にパリへ向かう飛行機の中でアレルギー症状を起こした10代のフランス人女性を救ったことが話題となっていますね！

今回の奇跡は現職の大統領でもありながら、医師の資格を持つ彼にしか成し得ないものだったことでしょう。
この一件を29日に地元メディアが報じて以降、世界各国でも軒並み報道されるようになり、世界を挙げて彼の行動を称えています。

日本でも彼の勇気ある行動が絶賛されていますが、一体彼はどんな人物なのでしょうか？

今回は奇跡のウルグアイ大統領、タバレ・バスケス氏について調べてみました！

ウルグアイ大統領・バスケス氏のWikiプロフィール！意外な経歴が明らかに

まずは、彼のプロフィールを見ていきましょう。

経歴だけを見ると医科大学に加え大統領にまで選出されている彼は非常に恵まれた人生を歩んできたかたに思えます。

しかし、その実情と経歴は必ずしも一致しないのです。

実は彼は貧しい家庭に生まれています。
親の稼ぎだけでは生活できほど困窮していたため、彼は少年時代から新聞配達などのアルバイトに勤しんでいたのです。

高校を卒業後はウルグアイ共和国大学医学部へと進学。
しかし、大学進学と同時に貿易会社へも就職していました。

学生と社会人という2足のわらじを履きながらの生活を選んだのは少しでも家計の助けになりたいという気持ちがあったのかもしれません。

ところが、ほどなくして彼は貿易会社を退職しました。
そのきっかけとなったのは家族をがんで亡くしたことでした。

家族の死が発端となり、彼は学業に専念することにしたのです。
恐らく、同じ悲しみを繰り返さないため、そして自分と同じ悲しみを他の誰かに背負わせないために彼はがんと放射線の専門医になることを決めたのでしょう。

その後、猛勉強を重ねた彼はついに念願叶ってがんと放射線の専門医になることになりました。

1969年には国内の病院に放射線科の医師として勤務。
1972年には大学卒業と並行してがんの放射線専門医の資格も取得しています。

また、1976年にはフランス政府の援助を受け、首都パリにてがんの研究を行っています。
さらに1987年に出身大学の医学部教授に就任し、後進の育成に注力しました。

結果だけ見てしまえば、実に華々しい彼の経歴ですが、現在に至るまでの苦悩は凡人には推し量れないものがあるでしょう。
今回の救出劇も地道な努力の結果にほかならないというわけですね！

バスケス大統領誕生の道のり

彼が初めて大統領に就任したのは2004年3月のこと。
左派連合拡大戦線の代表として選出された彼だけに社会党を支持政党としています。

彼が社会党を支持するようになったのは1960年代のこと。
しかし、当時はまだ政治の世界に足を踏み入れてはいませんでした。

彼が本格的に政治家としてのキャリアをスタートさせたのは1988年の時。
この時、彼は恩赦法に関する国民投票委員会の財政部門責任者に任命されています。

さらに1990年にはモンテビデオ市の市長に就任し、退任する1995年まで市民の貧困問題などを初めとする社会問題に尽力しました。
また、彼は市長在任期間中の1994年と1995年に大統領選挙に出馬するも落選しています。

こうして一度は大統領選挙に落選するも市民の生活を改善するために不退転の意思を貫き、2004年の大統領選挙に初金星を上げたのです。

嫁や子供、家族について

私生活においては既に結婚されており、妻・マリアさんとの間には3人の子供を授かっていることが分かっています。

しかし、驚くべきは実子以外にももうひとり子供がいることです。

実は彼はその子供も自分の養子として家族に迎え入れているのです。
社会党を支持する彼はこれまでに貧困の子供たちを救済する案や貧困街に病院を立てるなど社会問題改善を断行してきました。

今回の一件はまさに彼の掲げる言葉と行動が一致していることを示すものではないでしょうか？

彼が大統領に就任して以来、過去には支持率が80%を超えたことからも分かる通り、国民は彼に全幅の信頼を置いています。
今後も国民からの厚い信頼をバネにウルグアイをより良い国に導いて欲しいと思います！