【自民党HPに密告フォーム】削除前と修正(変更)後の文言!「子供たちを戦場に送るな」は政治的中立性を欠く偏向教育?

こんにちは。NALです！

今回は『密告フォーム問題』を取り上げます。

一般的に聞き慣れない言葉ですが、一体この『密告フォーム』とは何を意味するのでしょうか？

ただ、「密告」という言葉の響きから、不穏の空気が漂っていることは確かです。

この問題を受けてネットユーザーの多くは困惑した声を挙げています。

Twitterユーザーの声がこちらです。

上記Twitterユーザーの声を聞く限り、密告フォームを提案したのは自民党のようです。

しかし、その反応を見れば一目瞭然。

多くのネットユーザーは密告フォームなる制度に大反対の声を上げています。

ネットユーザーがそこでまで声を上げて反発する密告フォームとは一体どのような代物なのでしょうか？

今回の密告フォーム問題を受けてネット上では以下のことが話題となっているようです。

（１）自民党HPに密告フォーム！削除前と修正（変更）後の文言とは？

（２）密告フォームが公開されたのはいつ？

果たしてこれらの話題は真実なのでしょうか？

今回は物議を醸す自民党の『密告フォーム』について調べてみました！

自民党HPに密告フォーム！削除前と修正（変更）後の文言とは？

自民党のHPに掲載されたことで物議を醸すことになった『密告フォーム』ですが、これには一体どのような文言が記載されているのでしょうか？

この密告フォームが設置されたのは自民党HPの「学校教育における政治的中立性について実態調査」というページでした。

実は、今回の騒動を受けて自民党は原文の密告フォームを削除していました。

そのため、現在の自民党HPに掲載されている密告フォームの文章は当初のものと異なっているのです。

そこで、本項では削除前と変更後の密告フォームの文言をそれぞれ掲載します。

削除前の密告フォームに掲載された文言

まず、削除前の密告フォームに記されていた内容がこちらです。

（Webサイト「LITERA」より引用）

上記の内容が物議を醸すことになった密告フォームの原文です。

自民党が語ったところによると、このような文章を掲載した目的は「教育現場の政治的中立性を調査するため」とのこと。

そのため、教育現場で政治的中立性を欠く教員がいた場合は下記のフォームから”密告”しろというものでした。

確かに教員という立場上、不偏不党を自覚し、標榜することは正しいでしょう。

しかし、自民党が政治的中立性を欠く事例として挙げた「子供たちを戦場に送るな」はいささか行き過ぎたものでした。

だからこそ、ネットユーザーはこれほどまで大反対の声を上げているわけです。

自民党の密告フォームについて同サイトは次のように厳しく批判しています。

自民党が考える政治的中立性が一体何を基準に判断しているかは分かりませんが、市民に”密告”させる以上、密告された教員には何かしらの制裁が下ることは火を見るより明らかです。

そうなれば、教育の現場は為政者にとって都合のいい人間しかいなくなってしまいます。

もし、そのような事態になれば、それこそ教育現場には特定のイデオロギーしか存在しなくなります。

このような状況こそ自民党が危惧する事態ではないのでしょうか？

修正（変更）後の密告フォームに掲載された文言

前項でご紹介した文言は最初に公開されたオリジナルの密告フォームのものでした。

しかし、自民党はネット上でこの問題が拡散されたことを受けて一度密告フォームのページを削除しています。

そして、変更が加えられた修正後の内容がこちらです。

削除前と修正後の文言を比較すると、問題の箇所が以下の表現に置き換えられていることが分かります。

「子供たちを戦場に送るな」
↓
「安保関連法は廃止にすべき」

2016年7月10日に行われる参院選挙を前にして世間からの批判を嫌った自民党が内容を書き換えたのでしょう。

しかし、文言こそ修正したものの、現在でも密告フォームは存在しています。

自民党のこうした姿勢について同サイトは「戦前回帰」と切り捨てています。

この問題について同サイトは次のように報じています。

密告フォームが公開されたのはいつか

ネットを中心に世間に波紋を広げる自民党の密告フォームですが、これは一体いつ公開されたのでしょうか？

この密告フォームが公開された明確な日時については特定されていませんが、削除された日にちについては2016年7月8日夜とされています。

ただ、少なくとも2016年7月7日の時点では既に密告フォームは公開されていたようです。

というのも、同日に木原みのる議員が「密告フォーム協力依頼」のツイートを投稿していたからです。

2016年7月7日に投稿された木原議員のツイートがこちらです。

木原議員がツイートしたこの内容がまさに今回の密告フォームであることは間違いありません。

つまり、このツイートが投稿された段階では既に密告フォームは存在していたということになります。