【治療法なし?】絶望しかないスキルス性胃がん、肝硬変とは?『花より男子』出演、俳優・小林すすむの死因もこれだった!松本潤、深津絵里も涙

こんにちは。NALです！

今回はタレントの小林すすむさんを取り上げます。

小林すすむさんといえば、お笑いトリオ『ヒップアップ』での活躍が有名ですね！
デビュー当初こそお笑い芸人として様々なバラエティ番組で活躍した小林さんですが、1990年を境に俳優としても活動されていました。

俳優・小林すすむさんの代表作といえば、『踊る大捜査線』や『花より男子』などが有名ではないでしょうか。
小林さんの俳優の立ち位置としては決して主役レベルではありませんが、作品に欠かせない名脇役といったところでしょうね。

バラエティのみならず俳優としても多くの人々の記憶に残る存在となった小林さんですが、2012年5月16日にその生涯を終えられました。
死因は『スキルス性胃がん』と『肝硬変』だったそうです。

2012年9月7日に公開された映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が小林さんの遺作となりました。
小林さんは数年前からこの病気を患っており、映画の撮影が終了した同年2月の時点で既に余命2〜3週間と診断されていました。

映画の撮影終了後に倒れた小林さんはそのまま緊急入院。
入院中は過去のドラマ『花より男子』で共演した松本潤さんや井上真央さんも駆けつけたそうです。
また、『踊る大捜査線』で共演した深津絵里さんも小林さんの訃報を受けて涙したみたいです。

彼の死は芸能界のみならず世間にも大きな波紋を呼びました。
小林さんの死を悼んで多くの芸能人がコメントを発表していたことからもいかに小林さんが周りから愛されていたのかが分かりますね。

58歳という若さでこの世を去った小林さんですが、彼を死に追いやった『スキルス性胃がん』『肝硬変』とはどんな病気なのでしょうか？

今回は小林すすむさんを襲った病気について調べてみました！

俳優・小林すすむの死因のひとつ、『スキルス性胃がん』とは？原因や生存率は？

スキルス性胃がんという言葉自体聞きなれない方も多いのではないでしょうか。

一般的な胃がんというのは胃の粘膜に異常が起こり、それが進行することでがんになります。
普通の胃がんであれば、目に見えた変化が起こるため適切な検査をすれば早期発見・治療ができるのです。

しかし、このスキルス性胃がんは胃の粘膜にほとんど変化が起こらないという厄介な特性を持っています。
そのため、X線検査や胃カメラなどで検査してもがんが発見されないケースが多いのです。

またスキルス性胃がんは転移しやすいという特性を持っています。
転移する先は腹膜と呼ばれる部分に多く、スキルス性胃がんが発見された時点で既に60%の人間ががんの転移を起こしているとのこと。
腹膜以外にもリンパ節への転移も多く、そのがん細胞は広範囲に渡って拡散するため、手術自体が難しいとされています。

小林さんの場合もがんは胃だけではなく他の臓器へも転移してしまっていたため、当時では既に手の施しようがなかったとされています。
スキルス性胃がんに罹った場合、その生存率は5%と言われています。
小林さんの場合、余命宣告の時点で残り2〜3週間と診断されたことからスキルス性胃がんを発症してから5年近く経過していたと考えられるでしょう。

現在ではスキルス性胃がんに有効な治療法はまだ確立されていません。
そのため、スキルス性胃がんを予防することが何よりも大切といえます。

胃がんを引き起こす原因は『ピロリ菌』と『塩分』だと言われています。
胃がんは遺伝する例も報告されているため、家族に胃がんに罹った人間がいた場合は一度ピロリ菌の検査を受けてみることをお勧めします。
万が一、ピロリ菌が確認されても除菌することで胃がんの発症をある程度予防できます。

また、塩分を多く摂り過ぎると胃の粘膜が失われ、粘膜がダメージを受けやすくなります。
その炎症によって粘膜が破壊と再生を繰り返すうちに細胞ががん化してしまう恐れがあるので塩分の過剰摂取は控えるようにすべきです。

小林すすむを死に追いやった『肝硬変』とは？症状や治療について

肝硬変は肝臓の組織が硬くなり、本来の機能を果たさなくなる病気です。

肝臓という組織は細菌などで傷つけられても繊維（コラーゲン）というタンパク質がそれを修復します。
しかし、肝硬変に罹った肝臓は機能しなくなり、次第に肝細胞が死滅していきます。
この時、死滅した肝細胞を修復しようとして大量の繊維が生成されてしまいます。

つまり、肝硬変とは死滅した肝細胞を修復するために増加した繊維が肝臓全体に拡大してしまった状態のことをいいます。

これにより肝臓はごつごつした岩のような状態になり、肝臓自体も縮小してしまいます。
機能が著しく低下する肝硬変の症状には次のようなものがあります。

出典：肝炎情報センター

これらの症状が現れた場合には直ちに医師の診察を受けましょう。
続いて気になる治療法についてですが、現代の医学では肝硬変そのものを治す薬はありません。
そのため、現れた症状に対して個別に治療していくしか手はないのです。

対症療法についても記載しておきますのでぜひ参考にして下さい。

出典：肝炎情報センター

まとめ

今回は小林すすむさんを襲った病気について調べてみました。

2つとも現代医学では根治できない恐ろしい病気です。
しかし、この事実から目を背けてはいけません。

大切なのは病気になった後ではなく病気になる前です。
日頃から健康に注意して規則正しい生活を送ることが何よりの予防策ということですね！

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