【絶望的な生存率(予後)】肝内胆管癌の末期症状や食事療法とは?抗がん剤拒否した川島なお美の余命は1年だった

こんにちは。NALです！

今回は胆管がんについて取り上げます。

胆管がんといえば、女優の川島なお美さんが患ったことで世間に認知されるようになりました。

この癌は予後が非常に悪く、一度発症してしまうと高確率で再発します。

手術や抗がん剤治療による治療が一般的ですが、症状が進行している場合、外科手術すら行えないケースもあります。
しかし、たとえ手術が成功したとしても転移や再発を繰り返す胆管がんには根本的な治療法が確立していないというのが現状です。

もちろん、中には胆管がんを患らいながらも奇跡的に快復を遂げたケースも報告されています。
ただ、それはあくまでも稀有な事例に過ぎません。

胆管がんに罹患してしまった場合、予後は絶望的なケースが大半を占めています。

川島さんは胆管がんを患いながらも芸能界復帰に意欲を見せていましたが、その願いも叶わず、2015年9月24日19:55にお亡くなりになられました。
54歳という若さでした。

今回は川島なお美さんを襲った胆管がんについて調べてみました！

肝内胆管癌の初期症状と末期症状、食事療法について

胆管がんの原因は医師会でも見解が分かれており、未だに特定されていません。

有力視されている原因には以下のようなものがります。

・肝内結石症

・硬化性胆管炎

・先天性胆道拡張症

・肝炎ウィルス

これらはあくまでも胆管がんの原因とされているものであり、確定はされていません。

また、食生活の面では高カロリーや脂肪分の過剰摂取が危険因子と考えられています。
特に肥満の人間やアルコールを日常的に摂取する人間は罹患の可能性が指摘されています。

では、具体的にどのような症状が表れるのでしょうか？
初期症状と末期症状の2つの時期に分けて見ていきましょう。

【初期症状】
胆管がんに罹患した場合、90%は黄疸となって表れます。

黄疸には次のような症状には以下のものがあります。

（１）皮膚や眼球の白目部分が黄色くなる

（２）便の色が白くなる

（３）尿の色が濃くなる

（４）身体が痒くなる

黄疸症状以外にも軽度の腹痛や体重の減少も報告されています。

また、初期の段階で黄疸の症状が表れないケースもあります。
その場合、以下の症状が報告されています。

（１）発熱

（２）食欲不振

（３）倦怠感

この場合、患者本人が単なる風邪と誤診してしまい、胆管がんの発見を見過ごすことが多いようです。
また、がんが発症していても全く症状が表れない場合もあり、この場合、高確率でがんの進行を許してしまいます。

【末期症状】
胆管がんが進行し、末期の状態になると次のような症状が表れます。

（１）体重の急激な減少

（２）背中の痛み

（３）腹部の腫れ

（４）みぞおち周辺の痛み

（５）腹水

（６）肝臓の腫れ

（７）吐き気や嘔吐

一般的にがんは”痛み”を自覚するようになった時は既に取り返しのつかないことが多い病気です。

胆管がんも同様にこれらの痛みが表れた時にはがんがかなり進行してしまっている状態です。
この状態になるとがんがリンパ節や他の臓器に転移している可能性が極めて高く、手術が行えないケースがほとんどです。

つまり、胆管がんは早期発見が何よりも重要なのです。

しかし、初期症状が表れる場合とそうでない場合が報告されているため、普段から健康診断や人間ドッグなどを受診し、自分の健康状態を常に把握しておくことが大切です。

また、普段の食生活にも気を配る必要があります。
脂肪分の多い高カロリーの食事やアルコールの過剰摂取は控えるように心がけたいですね。

胆管癌を予防する食材としては魚が挙げられます。
食生活では肉から野菜中心の生活に切り替え、高カロリーや高脂肪分を控えることが胆管癌を予防する最も有効な手立てと言えるでしょう。

予後は絶望的！肝内胆管癌の生存率はどれくらい？

胆管がんの予後は絶望的だとご説明しましたが、具体的な生存率はどれくらいなのでしょうか？

がんそのものを手術で切除した場合と切除しなかった場合の2パターンで考察すると以下のデータがはじき出されます。

【手術した場合の生存率】

1年後・・・70%

3年後・・・37%

5年後・・・26%

【手術しなかった場合の生存率】

1年後・・・22%

3年後・・・3%

5年後・・・1%

これが胆管がんの予後が絶望的だと言われる根拠です。
胆管がんは初期段階ならば外科手術が可能です。

しかし、手術によりがんを取り除いたとしても1年後の生存率はわずか70%しかありません。
その後も年々に生存率が低下していく様子がお分かり頂けると思います。

これが胆管がんが再発や転移を繰り返しているためです。

手術しなかった場合も予後は絶望的です。
手術した場合と比べ生存率が極端に低いのは胆管がんの進行が早いからです。

がんの進行が早いことに加え、胆管がんの初期症状が比較的軽いということががんの発見を遅らせている原因と言えるでしょう。

抗がん剤治療を拒否した川島なお美の余命は1年だった

胆管がんが原因で亡くなった川島なお美さんですが、彼女にがんが見つかったのは2013年の7月だったと言います。

その時点では肝臓に小さな腫瘍がある程度でしたが、医師からは1年の余命宣告を受けていたとのこと。
ただ、彼女には舞台の仕事が控えていたため、すぐに手術するという選択には踏み切れませんでした。

しかし、自身の体調や今後のことを考えた末に2014年1月28日に手術を受けたそうです。

彼女は病床に伏していた時から復帰に意欲を示しており、がん治療の有効手段である抗がん剤治療も拒否したと言います。

最期を迎える1週間前まで仕事をこなすなど彼女の女優としての生き様には頭が下がります。
最期の最期まで女優としての生き方を貫いた彼女に対して夫の鎧塚俊彦さんは「最後まで立派でした」とコメントしています。

早すぎる彼女の旅立ちは残念で仕方ありません。
最期まで女優の生き方を貫いた川島なお美さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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