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【マイクロビーズ販売禁止へ】スクラブ(洗顔料)の材料はプラスチック!人体への影響や健康被害は?

   

こんにちは。NALです!

今回は『マイクロビーズ』を取り上げます。

マイクロビーズ

このマイクロビーズは我々の日常生活に密接した存在であると言えます。

その代表的な例が洗顔料などに使われている”スクラブ”という成分です。
スクラブには古くなった角質を取り除く効果があるとされ、日本を初め世界各国の化粧品業界で使用されています。

今や美容には欠かせない存在となったスクラブ(マイクロビーズ)ですが、近年になってその危険性が世界的規模で認知されている現状をご存知でしょうか?

マイクロビーズの危険性を訴えるものとして2016年1月28日配信された『ITmedia ビジネスオンライン』では次のように報じています。

私たちが何気なく使っているスクラブ洗顔料や歯磨き粉、クリームなどの一部には、
いわゆる「マイクロビーズ」と呼ばれるプラスチックの粒子が使われている。

その粒子が、
実は非常に危険な物質であると指摘されているのだ。

そして今世界では、
マイクロビーズを含んだスクラブ製品は近い将来、
完全に姿を消すと見られている。

無論、全てのスクラブが危険であるというわけではありません。
中には植物由来のスクラブも存在しています。

しかし、今や世界の流れはマイクロビーズ全面禁止の方向へと歩み始めていることは紛れもない事実です。

それを端的に示す一例が2015年12月28日にアメリカで成立した『マイクロビーズ除去海域法』です。

この法律は2017年7月以降にスクラブを初めとするマイクロビーズの製造が全面禁止になることを規定したものです。
また、同法律によって2018年6月以降には販売すらも禁止化されます。

大国アメリカがこの法律を成立させた意味合いは非常に大きいものがあります。
これをきっかけにして世界の国々は次々とマイクロビーズ全面禁止の流れに迎合していくことが予想されるからです。

当然、この流れは我が国日本にも波及することでしょう。

日本でもそう遠くない将来にマイクロビーズが姿を消すに違いありません。

しかし、問題は「マイクロビーズの何が危険なのか?」という点ではないでしょうか?

実はそこにはマイクロビーズが持つ人体への健康被害や環境汚染のリスクが隠されていたのです。

今回は世界規模で販売禁止になりつつある『マイクロビーズ』について調べてみました!

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マイクロビーズの材料とは?

マイクロビーズの問題点に触れる前にその材料についてご説明致します。

世界規模で販売禁止になりつつあるマイクロビーズですが、これを構成するのが”プラスチック”なのです。
一般的にマイクロビースといえば、直径が0.5m以下の粒子を指します。

その微小さゆえにその存在を目視で確認することはできず、顕微鏡によってのみ視認できます。

ほとんどの場合、マイクロビーズは”ポリエチレン”や”プリポロピレン”、”ポリスチレン”などの石油化学製品から生成されています。

スクラブなどを初めとする化粧品で使用されるマイクロビーズはメーカー側によって意図して生産されています。
しかし、中には偶発的に生産されたマイクロビーズも存在するのです。

偶発的・副次的に生産されたマイクロビーズは”二次マイクロビーズ”と呼ばれます。

主な発生源はプラスチックを原料に使う製品を製造する過程です。
また、海に投棄されたプラスチック材料が波で破壊されたことで断片化した結果として二次マイクロビーズが生成される事例も数多く報告されています。

人体への影響や健康被害は?

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世界各国で製造および販売が全面禁止となる可能性が指摘されるマイクロビースでは、全面禁止になるにはそれ相応の理由があるということです。

我々消費者の立場からして最も懸念すべき問題は人体への影響です。
果たしてマイクロビーズを使用することでどんな健康被害が考えられるのでしょうか?

スクラブ入りの洗顔料を使うことで失明のリスクがある

日常生活において最も身近なマイクロビーズといえば、洗顔料に含まれる”スクラブ”です。

各化粧品メーカーはスクラブの持つ効果として「古い角質を除去する」と喧伝していますが、その裏には大きなデメリットが隠されていました。

そのリスクとは失明です。
このスクラブ粒子が目に入った場合、眼球を傷つける危険性があるのです。

スクラブ入りの洗顔料を使用したことのある方ならば、スクラブが目に入ったことで激痛を体験したという方も多いのではないでしょうか?

スクラブの持つ失明の危険性については日本の厚生労働省も文書として通知・警告を出していました。

同省が2010年8月18日に公開した『スクラブ等の不溶性成分を含有する洗顔料の使用上の注意事項について』では次のように述べられています。

スクラブ剤や泥、
火山灰等の不溶性成分を含有する石けん類及び薬用石けん類(略)「不溶性成分含有洗顔料」(略)は、
不溶性成分が異物として眼に入る可能性があること、
眼表面を傷つけるおそれがある。

これに伴い、同省は各メーカーに対し、スクラブを使用する上での注意書きの記載を徹底するよう呼びかけを行っています。

こうした要因も重なり、化粧品業界の大手である『資生堂』は2014年頃からマイクロビーズの使用を止めています。

しかしながら、『花王』や『マンダム』といった業界大手は従来通りマイクロビーズを使用しているというのが実情なのです。

食物連鎖による有害物質の摂取

今回の一件でマイクロビーズの危険性を知り、スクラブの使用をやめる方もいることでしょう。

しかし、それで万事解決するほどこの問題の根は浅くありません。

それはマイクロビーズの大きさに関係していました。
前述した通り、マイクロビースの大きさは0.5m以下です。

顕微鏡でしか確認できないほどの大きさであるため、これが環境汚染に結びついてしまっているのです。

洗顔料などに含まれるスクラブは洗顔後、下水管を通って処分されます。

しかし、マイクロビーズが微小であるがゆえに下水処理施設のフィルターをすり抜けてしまいます。
フィルターをすり抜けたマイクロビーズが流れ着くのは海や川などです。

つまり、最終的にマイクロビーズの行き着く先は自然界しかないということです。
そして、これこそマイクロビーズが環境破壊と言われる最たる所以なのです。

ところが、これは単純に環境問題だけを意味しているのではありません。
この問題によって我々への健康被害も懸念されているのです。

その理由が食物連鎖にあります。

海や川などに漂着したマイクロビーズはそこに生息する魚によって体内に取り込まれます。

そして、そのマイクロビーズが蓄積された魚は漁師によって捕らえられ、最終的には我々の食卓に上ることになります。

つまり、我々が垂れ流したマイクロビーズは食物連鎖を介して我々の元に戻ってくるわけです。

こうして我々人間も知らず知らずのうちにマイクロビーズを体内に取り込んでいくことになります。

しかし、さらに恐ろしい事態は食物連鎖による有害物質の摂取です。

実はマイクロビーズには殺虫剤などの毒素や化学物質などの有害な物質を吸収する性質があるのです。
これにより、次のようなサイクルが発生する可能性があります。

マイクロビーズ ⇒ 有害物質吸収 ⇒ 魚 ⇒ 人間 ⇒ 健康被害

2016年1月現在において、この事例はまだ報告されていませんが、それも時間の問題と言えるでしょう。

というのも、有害物質を吸収したマイクロビーズが生態系に与える脅威は既に報告されているからです。
その様子を伝えたのは2015年10月29日に放送されたNHKの番組『クローズアップ現代』でした。

同番組では東京農工大学の高田秀重教授の研究を紹介しています。

高田

今回、高田教授が調査対象として解剖・分析したのは海鳥の”ハシボソミズナギドリ”でした。

ハシボソミズナギドリを解剖した結果、体内から件のマイクロビーズが検出されました。

高田2

さらに分析を加えた結果、高田教授はある物質がマイクロビーズと同時に検出されたことに気づいたのです。

それが有害物質である”PCB”でした。

このPCBとは、”ポリ塩化ビフェニル”のこと。
PCBが世間で認知されるようになった契機として1968年10月に発生した『カミネ油症事件』があります。

この事件は米ぬか油の中にPCBが混入したことで西日本を中心に発生した食中毒です。
これにより、約1万3千人が被害に遭ったとされ、社会に大きな衝撃を与えました。

過去に大きな食中毒を起こすきっかけとなったPCBですが、この有害物質がハシボソミズナギドリの脂肪に蓄積していたのです。

高田3

普段から魚を食べる習慣のある日本人にとって今回の問題を決して他人ごとではありません。

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